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松崎海岸を調査中の林さんと瀬堀さんが、宮崎空港の南側にある側溝にアカウミガメが落ち込んで脱出できなくなっているのを発見しました。それからすぐに連絡をし合って、集まった救助班は総勢7名。林さんは所用のため帰られましたが、瀬堀さんの案内の元、ウミガメ救出に向かいました。
串間さんと岩切の車に分乗して、清武川左岸を出発。日が暮れていく中を北へと進み、途中で末吉さんとすれ違う。その通りすがりざまに、末吉さんから「カメを探したけどおらんよ!」の一言。「え゛っっ!」と岩切車の3名は絶句しつつも、とりあえず現場に向かうことに。途中から松林の中の悪路を行くため、串間車に乗っていた4名は末吉車と岩切車へ乗り換え。どうにか松林を抜け車を止めた後、手作りバリゲートの木柵を越えて、松崎北端へと徒歩で向かう。
末吉車に乗っていた4人は、早々と側溝までたどり着いてアカウミガメ探索。遅れてきた岩切車の4人からの「どうですかぁ〜?」の問いかけにも、「おらんよ〜」との返事…。とうとう日が暮れてしまい、飛行機が離着陸をするのを横目に、全員でカメ探し。側溝は、おおよそ幅5m、長さ50m、深さ1.5m。東側の水の出口には台風で流れ着いた流木やゴミが溜まっていて出口を塞いでいる。水路部分には膝丈ぐらいの水が溜まっているが、東側半分はゴミで埋もれている状態。
何人かは水路の中から、何人かは水路の上から懐中電灯を照らして探してみる。されどカメはいない…。自力で脱出したかも…と考えはしたものの、そう簡単にあがれる場所はないし、側溝の外に足跡らしきものはない。「あ〜あ、こりゃ早めに帰ってサッカー日本代表の試合でも見ようかね…」と思った瞬間、瀬堀さんから「いたっ!いたっ!」の声が!集まって懐中電灯で照らしてよ〜く見てみると、水路のゴミが溜まった部分にアカウミガメが隠れていました!

松崎海岸の北端
末吉さんと串間さんが早速、水の中でカメを拘束。林さんから拝借した小型のブルーシートとロープを使いカメを持ち上げる作戦を実行することに決定。

このゴミの中にカメがいます
頭に気をつけて!
ゴミが溜まっていて、カメも暴れるためブルーシートをカメの腹側に入れる作業が難航。岩切も加わり、どうにかこうにかカメの腹側にブルーシートを入れる作業が終了。そのブルーシートにロープを通して、上でスタンバイしてくれている若手4人衆(浜脇君、川越君、宮元君、松本君)に引っ張ってもらうことに。(ここからの写真は岩切がフラッシュを付けるのを忘れていたためとても分かりづらいです。想像をお働かせください)

ブルーシートをどうにかお腹側に入れて…
持ち上げるぞ〜
カメ暴れるな!
お、お、重い…!!
ダ、ダ、ダメだ〜…。
ここでへばりそうだった3人に心強い助っ人の川越君が加わり、側溝から4人で気合いを入れて持ち上げる。上の3人も気合いを入れてロープを引っ張る。

「そ〜れ!」「もうちょい!」「ぐわ〜!」「うお〜!」
ようやくウミガメを側溝の外に持ち上げることに成功。1つだけ付いたフジツボがお茶目な、きれいなアカウミガメちゃんでした。

作戦成功に小躍りする松本君
計測をする浜脇君と川越君
標識タグは持ち合わせていなかったため、巻き尺で簡易計測をして終了。みんなが見守る中、卵を産みたいたいけどどうしようかな〜と名残惜しそうに海に戻って行くアカウミガメでした。
午後8時半には作業を終え、帰宅するとサッカー日本代表の試合が終わる5分前。無事に4対1でベトナムに勝って予選リーグ1位通過が決定。アカウミガメの救出成功と、日本代表の予選リーグ1位通過でダブルにうれしい夜となりました(終わり)。