野生動物たちとの共存を目指して…

イノシシ

イノシシ Sus scrofa

イノシシは偶蹄目イノシシ科に属します。ご存じのように、ブタはこのイノシシから家畜化されたもので、中国で発見された1万年くらい前の骨が一番古いということです。全国、いや宮崎でもイノシシが実際何頭住んでいるのか、まったく検討もつかない、というほど研究が遅れています。

社会は非常に多様です。オスは基本的に単独生活ですが、メスは母子グループやメスグループを作っているということです。

食性は典型的な雑食性で、植物の根、昆虫、ミミズ、蛇などの小動物など、これも実にバラエティに富んでいます。この融通むげさが、この種を全国にはびこらせている原因かも知れません。

イノシシの生息痕跡として、糞、掘り跡、体こすり木、ヌタバ、カリマ(寝床跡)などがあります。これらを見つけたら回りで剛毛を探してみてください。(岩本俊孝)

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