野生動物たちとの共存を目指して…

設立趣旨

設立趣旨

宮崎県は、温暖な気候と明るい太陽にめぐまれ、太平洋に面してみどり豊かな大地が広がります。そしてそこには、多様な生物相が織りなす自然豊かな環境があります。宮崎県の砂浜は、鹿児島県の屋久島に次ぐアカウミガメの産卵地であり、綾町の照葉樹林は日本特産のニホンカモシカの分布南限となっています。ところが、20世紀以降の社会の変遷、戦後の開発に伴い、自然環境破壊が急速に進んできました。宮崎県でも都市化の影響がみられ、自然環境も変化し、野生生物を取りまく環境も崩壊のみちをたどりつつあります。このような環境の大きな変貌が原因で、絶滅のおそれが生じている生物も少なくなく、種によっては絶滅したものもあります。人は、豊かな自然に育まれながらそこに生息する生物たちと共存してきましたし、今後もこれら生物たちと共生できる環境を守っていかなければなりません。

貴重な野生動物の生存を図るには、現状を把握し、その動物の生態をまず知っておく必要があります。野生動物の生態調査は、10年が一区切りと言われるほど息の長い活動が必要です。本会は長年にわたり、このような野生動物の生態調査および研究活動をおこなってきました。今後も、豊かな自然の財産を次世代に残して引き継いでいくための研究調査活動を継続していくために、特定非営利活動法人として設立するものです。